アザメ新聞は相知町佐里下地区で行われている自然再生事業の進展をお伝えする新聞です。
この事業は住民参加の事業でどなたでも検討会に参加できます。
Vol.3ではアザメの瀬自然再生事業の理念や代表者検討会での模様をお伝えしました。
さて、Vol.4では第5回検討会の結果と今後の環境調査の考え方・方法を紹介します。
4月の第5回検討会以来、間があいていますがこれからもっと気合いを入れて活動を再開したいと思います。
武雄工事事務所調査課のニューフェイスを紹介します。
建設専門官 湯淺芳和氏の後任で御船 勲氏です。3年前は松浦川出張所長でした。
専門調査員 宇佐美 湖氏、高橋 史哉氏です。
この3名が地域交流窓口として、地域の皆さんと交流を深め、よりよい計画を作り上げて
まいります。よろしくお願いします。
4月13日に検討会を開催しました。
2回の代表者検討会を開催し、アザメの瀬自然再生事業の構想原案を提案しました。
原案は道路を山際へ付ける案と川側へ寄せる案の2案を提案しました。原案は下記のとおりです。
原案に対しては、住民の方々からいくつかの意見を頂きましたので紹介します。
まだまだ意見はあり、すべての意見を繁栄できるとは思いませんが、今後も貴重な意見を踏まえ高い意識のもとで連携を深めた計画・実施を行っていきましょう。
これまで検討会やシンポジウムを行い、アザメの瀬基本構想原案が住民の方々の概ね了解のもと、出来上がりました。しかしながら、まだまだ改善の余地があり 後生によりよい環境を残すためにもさらなる改良が必要です。そのためには正確な知識と緻密な調査が重要であり、調査を通して自然を知るチャンスでもありま す。
調査の内容を簡単に説明してみましょう。
土の中に生きている種子の集団のこと。通常、土の中に生えているよりも、遙かに沢山の数の種子が眠っています。種子の種類によっては土壌中で何十年も生き ているものがあり、現在では見られなくなった植物が眠っている可能性が大いにあります。その種子を探し出すための一つの手段としてシードバンク調査があり ます。
アザメの瀬地区自然再生事業では、植物・魚類相等の復元を行う予定にしていますが、植物については昔から松浦川流域内に依存していた種をこのシードバンク (種子の銀行)を使って復元したいと考えています。土の中には、多くの種子が含まれており、その種類は地上に存在する種子の約3~5倍程度といわれており 土の中で次の発芽の機会をじっと待っています。
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4月13日開催の検討会以降、動きが鈍くなり地元の方々には心配をおかけしております。
アザメの瀬自然再生事業はこれまで以上にパワーアップし頑張って行く所存でございます。今後とも皆様との意志の疎通を図り、どこにも負けない自然再生を目指します。よろしくお願いします。編集員も燃えています。
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