アザメ新聞は相知町佐里下地区で行われる自然再生事業の進展をお伝えする新聞です。
この事業は住民参加の事業でどなたでも検討会に参加できます。
Vol.2では現地見学会と懇親会の模様をお伝えしました。
さて、Vol.3では第4回検討会及び代表者検討会での状況を紹介します。
2月1日に検討会を開催しました。
田園風景を大切にし自然と共生した生活を体験できる場にすることや、松浦川水系の生き物が戻ってきて繁殖の拠点となるような場にすることを理念として提案しました。概ね理解していただいたようです。
また、今後の進め方として事務局から、7つ程度の分科会に分かれ、それぞれで話し合いを行い、全員が集まって発表しそれをまた分科会に持ち帰り意見を集 約するという検討方式を提案しました。参加者からは「検討方式を議論する前に、ある程度の基本的な姿がみえるようなたたき台がほしい」との意見が出され、 代表者を選出し代表者検討会を開催し、素案を作成することになりました。
アザメの瀬自然再生事業は、自然の中に人々の生活が溶け込んでいるような状態を目指していきたいと考えています。
各分科会(案)として出しましたが、まだ合意にはいたっていません。
1.運営班 | 事業の計画をスムーズに進めるための手段を策定する |
2.生活文化班 | 自然と共生いていた暮らしの体験 |
3.全体計画班 | 全体の意見を繁栄した配置計画立案 |
4.学習班 | 自然を利用した学習場として、どのようにあるべきかの提案 |
5.展示PR班 | アザメの瀬にしかないような展示方法の提案 |
6.農業班 | 水系の一部としての復元の方法と管理 |
7.環境調査班 | 施設設計のための情報収集 |
事業の評価 | |
環境教育のための調査 |
検討会では、毎回多数の方々の参加があり、回を重ねる毎に白熱した議論が展開されています。
今回も住民の方からの提案により代表者検討会を開催する事になりました。
2月15日に第1回代表者検討会を開催しました。代表者検討会は前回第4回検討会で住民の方々より「たたき台となる全体計画図がほしい」という声が上がったため、代表者を選定し今回実施する運びとなりました。 検討会では、洪水時の水の入れ方や町道の取り扱いなど具体的な意見が多数出ました。 代表者の皆さんは積極的に自分の意見を発言されていました。その中でも冬休みの宿題だった平面図に自分なりの構想を練って来られていた方々を見て編集員一同、その情熱にはただ驚くばかりでした。 |
”熱い議論を交わす代表者たち” |
3月11日に第2回代表者検討会を開催しました。前回の代表者検討会で出た意見を事務所で集約し概略図にまとめ、それを見ながら議論しました。
今回も前回同様、代表者の方々から貴重な意見を頂きました。町道の高さや田圃の取り扱い等、具体例を交えながら有意義に議論を深めました。
国土交通省職員だけではすべてを把握することは難しく、こうやって地元の方々と密接に連絡を取り合い、こういった合意形成を図りながらの計画策定は大変 意義深いことだと思います。全体計画図(素案)が概ね出来上がりましたので第5回検討会を開き、住民の方々の意見をお聞きしたいと考えています。
”全体計画図素案を前に頭を巡らせる住民の方々” |
”身を乗り出して考えを語る大草欣徳さん” |
3月27日に久我安隆さんにイダ釣りを見せていただき、イダのあらいをご馳走になりました。8匹のうち、6匹も頂きました。美味しかったです。ありがとうございました。
編集員一同
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