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- 1．松浦川水系河川整備計画の概要
1．松浦川水系河川整備計画の概要
～歴史と文化の継承 安らぎと緑豊かな松原川を目指すために～
松浦川水系河川整備計画は、流域住民が安全、安心に暮らせるよう社会基盤の整備を図るとともに、自然豊かな河川環境を保全し、古くから大陸文化の伝来窓口として栄えた流域の風土、歴史、文化を踏まえ、流域の個性や活力を実感できる川づくりを目指すため、「歴史と文化の継承 安らぎと緑ゆたかな松浦川」を基本理念としています。
基本理念の実現にあたっては、次に掲げる3つの項目を基軸とし、目標設定においては、これらを総合的に検討した上で整備に取り組みます。
松浦川水系河川整備計画（概要版）
◇河川整備計画の目標流量(平成2年7月洪水に相当する概ね30年に1回の確率で発生する洪水規模)を安全に流下させる ことができない区間のうち、「破堤」「越水」等による家屋の浸水被害が予想される区間に対して、河道掘削、築堤及び堤防の嵩上げ・拡幅、橋梁の架け替え、 堰の改築等を実施します。
◇堤防の質的点検を実施し、堤防の強化が必要な箇所については随時対策を実施します。
◇河川水の利用、動植物の保護、流水の清潔の保持等、流水の正常な機能を維持するために必要な流量の確保に努めるため、関係機関との連携を図りながら、適正な水利使用の調整を行います。
◇異常な渇水時においては、渇水に関する情報提供、情報伝達等の体制を整備し、地域と連携を図ることにより、渇水が発生した場合における影響の軽減に努めます。
◇流域の人々の生活の基盤や歴史、風土を形成してきた松浦川の恵みを活かし、治水利水と調和を図りながら、松浦川の豊かな自然環境・河川景観を次世代に引き継ぐよう、流域住民と連携し、学識経験者等の意見を聞きながら、保全・再生に努めます。
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