松浦川について

松浦川の概要

歴史と文化を継承し、安らぎと緑豊かな松浦川へ

佐賀平野の水害常襲地帯である低平地を蛇行する六角川。安全で豊かな六角川に変えようと、今日も軟弱地盤と闘っています。

その源を佐賀県武雄市山内町青螺山(標高599m)に発し、鳥海川等の支川を合わせながら北流し、唐津市相知町で厳木川を合わせ、下流平野部に出て徳須恵川を合わせ、その後は唐津市中心市街部を貫流し、玄界灘に注いでいます。
流域は、佐賀県北西部に位置し、唐津市をはじめ、伊万里市、武雄市の3市にまたがり、佐賀県北西部の社会・経済・文化の基盤をなし、治水・利水・環境上極めて重要な河川です。

流域の概要

水源地 佐賀県武雄市山内町青螺山
標高 599m
流域面積 446km2
幹川流路延長 47km
直轄管理区間 63.3km
流域市町村 唐津市・伊万里市・武雄市
流域内人口 100千人(平成12年国調)

河川特性

流域は木の葉状を呈しており、河川は松浦川の他、徳須恵川、厳木川の2大支川があります。松浦川及び徳須恵川は標高 が約400~500mの山地を源流としており、河床勾配は約1/500から1/10,000と比較的緩勾配です。一方、厳木川は、作礼山(標高 887m)、八幡岳(標高764m)と比較的高い山地を抱えており、河床勾配は約1/50~1/500と急勾配となっています。

改修の沿革

 

大正14年 佐賀県による徳須恵川の改修
昭和4年 佐賀県による松浦本川の改修
昭和24年 佐賀県による中小河川の改修事業実施 (計画高水流量2,100m3/s)
昭和36年 直轄事業に着手(計画高水流量2,700m3/s)
昭和42年2月 工事実施基本計画の決定(計画高水流量2,700m3/s)
昭和49年3月 松浦大堰完成
昭和50年3月 工事実施基本計画の改定(計画高水流量3,400m3/s)
昭和62年3月 厳木ダム完成
昭和63年3月 工事実施基本計画の部分改定
平成15年3月 駒鳴捷水路暫定完成
平成18年4月 松浦川水系河川整備基本方針の策定(計画高水流量3,500m3/s)
平成21年7月 松浦川水系河川整備計画の策定

現状の課題

松浦川中上流部、徳須恵川上流部、厳木川中流部は、依然として未整備区間が多く、洪水の度に氾濫被害が頻発していま す。また、河川改修による河道の直線化により、川の多様性が消失している所もみられます。一方、河道内の著しい樹木繁茂は、洪水時の支障となることもある ため、樹木調査や河川巡視のほか、環境面等からも総合的に経過観察のうえ、必要に応じた対策を講じなければなりません。
これらを踏まえ、安全でうるおいのある河川整備が急務となっています。

中上流部にて、洪水氾濫が頻発

未整備区間の残る中上流部では、ひとたび大きな洪水が発生すると、狭い山間部と河道が一体になって激流が流れるため甚大な被害となってしまいます。
平成2年7月出水(伊万里市川西地区)

川の多様性の消失

河道の直線化や護岸の整備により、川の多様性が消失しています。
(唐津市相知町佐里地区)

 

樹木の繁茂

河道内に繁茂する樹木群が、洪水の支障となることもあります。 (唐津市相知町久保地区)

松浦川の将来

平成2年7月洪水に相当する概ね30年に1回の確率で発生する洪水に対して、「破堤」「越水」等による家屋の浸水被 害を防止することを目標に整備を進めます。河川改修を行う上では、松浦川の良好な河川環境に配慮するとともに、藩政時代に築造された堰などの歴史的建造物 の保全についても考慮します。

厳木川中流部改修事業


厳木川における一連の治水安全度向上を目標として、中流部において洪水の流れを阻害している田頭橋の架替えを推進しています。

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