主要な地点における流水の正常な機能を維持するため必要な流量に関する事項


松浦川の牟田部地点から下流における既得水利は、農業用水として4.252m3/s、水道用水として0.590m3/s、工業用水として0.078m3/s、その他2.2524m3/sの合計7.1724m3/sの許可水利があり、このほかにかんがい面積63haの慣行水利がある。
これに対し、牟田部地点における過去45年間(昭和34年~平成15年)の平均低水流量は約3.5m3/s、平均渇水流量は約2.1m3/sである。


牟田部地点における流水の正常な機能を維持するため必要な流量は、利水の現況、動植物の保護等を考慮し、かんがい期で概ね2.5m3/s、非かんがい期で概ね2.0m3/sとする。


なお、流水の正常な機能を維持するための必要な流量には、水利流量が含まれているため、水利使用等の変更に伴い、当該流量は増減するものである。

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