佐賀平野大規模浸水危機管理対策検討会

 広大な低平地である佐賀平野は、洪水や高潮によるはん濫が生じると広域的かつ長期間にわたり浸水が続き甚大な被害になる可能性があります。堤防や排水ポンプ等治水対策の進捗により治水安全度は向上していますが、平成21年7月豪雨では佐賀平野で浸水被害が発生しており、さらに今後気候変動により、豪雨や台風の強度増大、海面水位の上昇が想定されています。また、水防団(消防団)員の減少や高齢化、地域コミュニティの変化など地域の防災力は低下してきています。

 以上の気候変動、社会構造の変化等を踏まえ、これまでの治水対策とあわせて災害が発生した場合でも被害を最小化する対策を一層強化していく必要があります。

 このような状況を踏まえ、佐賀平野における大規模浸水時の被害最小化を目的として、平成18年12月に県、市町、民間及び国の各機関から構成される「佐賀平野大規模浸水危機管理対策検討会」を設立し、平成19年5月に「住民避難」、「河川・道路等公共土木施設の緊急復旧」、「住民への情報提供」等を各機関が連携して取り組む「佐賀平野大規模浸水危機管理計画」を策定しました。

 平成20年度からは、新たに佐賀平野の大規模河川の破堤による被害をシミュレーションのうえ、具体的な被害像を示すことにより危機管理対策の向上を図る検討をした結果、嘉瀬川及び六角川における詳細かつ定量的な浸水被害像が明らかとなり、これを踏まえた具体的な対策をとりまとめ、「情報収集・伝達」、「広域応援・緊急輸送路ネットワーク」、「連携強化」の3分野27項目の施策で平成22年3月に第1回改訂を行いました。

 平成22年度以降も、引き続き筑後川における破堤による被害及び嘉瀬川、六角川、筑後川の同時破堤による被害、高潮による被害をシミュレーションのうえ、これを踏まえた具体的な対策をとりまとめると同時に、関係機関が連携しながら防災訓練や机上演習を行い危機管理計画の検証することでさらに内容の充実を図り、平成23年6月30日に第2回改訂を行いました。

 現在は、計画の施策進捗、連携強化を目的とした実務者連絡会において、計画の実行に向けて活動しています。 

佐賀平野

 佐賀平野は干拓により形成された広大な低平地が広がる。背後に背振山脈がそびえ、干満差が6mにも及ぶ有明海に面する。


佐賀平野鳥瞰図

 河川が高い位置にあり、かつ佐賀平野は水はけが悪く、一度河川が氾濫すると甚大な被害が生じる可能性が高い。 また、最大6mにも及ぶ日本一の干満差をもつ有明海に面しており、満潮時は海面が陸上部より高くなり高潮被害も甚大になる危険性が高い。


佐賀平野断面図 

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