松浦川の河口付近でよく見られる生き物

松浦川の河口付近の河川環境

松浦川写真1
松浦川写真2
松浦川写真3

底生動物:水中で確認された貝類、昆虫類など

ホトトギスガイ

(イガイ目、イガイ科)

ホトトギスガイ
生息場所
干潟
大きさ
20mm
分布・生活場所
北海道~九州。内湾、河口の干潟の汽水域
生活型
泥質底に半分埋もれて生息している。
松浦川での確認状況
河口付近の干潟で確認されている。
見分けるポイント
殻表面には浅い放射状の彫刻がある。黄緑色に褐色の筋模様があり、ホトトギスのハネの模様に似ている。
砂泥の表面や磯の河床周辺に付着し、時折密集したマット状の群れを形成する。

アサリ

(マルスダレガイ目、マルスダレガイ科)

アサリ
生息場所
砂浜 干潟
大きさ
40mm
分布・生活場所
生活場所:北海道~九州。内湾や河口の礫混じりの砂泥質に生息。
生活型
-
松浦川での確認状況
河口付近の干潟で確認されている。
見分けるポイント
殻表面にはたくさんの放射状脈と成長線があり、光沢がない。殻の模様はたくさんある。
各地で行われている潮干狩り場では、他の生息地や韓国産が放流されていることも多い。

アラムシロガイ

(新腹足目、ムシロガイ科)

アラムシロガイ
生息場所
干潟
大きさ
17mm
分布・生活場所
北海道以南。河口や干潟に生息。
生活型
-
松浦川での確認状況
河口付近の干潟で確認されている。
見分けるポイント
殻は厚く、褐色で蜾溝は黒い。顆粒状の縦肋は白い蜾塔は円すい形で殻口は丸い。
干潮時も水面下にある泥質の上を移動し生物の死体等にあつまる。

ユビナガホンヤドカリ

(エビ目、ホンヤドカリ科)

ユビナガホンヤドカリ
生息場所
干潟
大きさ
 5~15mm
分布・生活場所
河口の干潟。
生活型
ウミニナ、ホソウミニナの殻を利用する。
松浦川での確認状況
河口付近の干潟で確認されている。
見分けるポイント
第二触角がこん棒状で、ハサミは明らかに右が大きい。褐色と白のまだら模様になっている。
干潟でもっともよく見かけるヤドカリの一種。

ヒライソガニ

(エビ目、モクズガニ科)

ヒライソガニ
生息場所
岩礁等
大きさ
20mm
分布・生活場所
北海道~九州。岩礁域や転石がある場所。
生活型
日本の海岸でもっとも見られるカニのひとつ。
松浦川での確認状況
河口付近の干潟で確認されている。
見分けるポイント
甲は角が丸く、後ろ縁が狭い台形。背腹は平らで表面はなめらか。甲の色は変化に富んでいる。
汽水域でも見つかるので、干潟にも出現し転石やカキ礁などに隠れる。

参考文献:

  • 「日本産淡水貝類図鑑」 ((株)ピーシーズ)
  • 「干潟の生きもの図鑑」 ((株)南方新社)
  • 「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」 ((株)南方新社)
  • 「原色日本昆虫図鑑 上」 ((株)保育社)
  • 「原色日本昆虫図鑑 下」 ((株)保育社)
  • 「川の生物図鑑」 ((株)山海堂)
  • 「日本産トンボ幼虫・成虫検索図説」 (東海大学出版社)
  • 「河川水辺の国勢調査のための生物リスト」(平成24年9月 国土交通省)

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