六角川水系の淡水域付近でよく見られる生き物

六角川水系の淡水域の河川環境(六角川、牛津川)

六角川写真
六角川写真
六角川写真

鳥類

カワラヒワ

(スズメ目、アトリ科)

カワラヒワ
生息場所
樹林 草地 裸地 河岸 その他
大きさ
13~17cm
分布・生活場所
北海道~九州。市街地、公園、農村地帯、河原。
生活型
人が住んでいる環境なら普通に見られる。つがいの雄雌はつねに行動をともにし春に繁殖する。
六角川での確認状況
六角川、牛津川での確認が多い。
見分けるポイント
スズメほどの大きさで、くちばしは太くて淡い桃色。全身が緑がかっており、飛ぶと翼と尾の黄色班が目立つ。
草本の種子をエサとする。行動範囲が広く、巣から2~3km離れた場所までエサを探しに行けるため、都市部にも巣をつくる事が出来る。

オオヨシキリ

(スズメ目、ウグイス科)

オオヨシキリ
生息場所
河岸 草地
大きさ
19cm
分布・生活場所
北海道~九州北部。水辺のヨシ原など。
生活型
夏の渡り鳥で、5~7月に産卵。
六角川での確認状況
広い範囲で確認されている。
見分けるポイント
体の上面はオリーブ褐色、下面は淡ハブ色でのど、胸に暗褐色の細いシマ班がある。
昆虫をエサとし、雄も雌もヒナにエサを運ぶ。巣に残ったヒナはヘビやイタチに狙われることが多い。また、カッコウがオオヨシキリの巣に卵を産みヒナの世話をさせる。

ホオジロ

(スズメ目、ホオジロ科)

ホオジロ
生息場所
樹林 草地
大きさ
17cm
分布・生活場所
種子島、屋久島以北。平地~山地の明るい林縁。
生活型
一年を通してみられる。繁殖期は4~8月。低木林や草陰にお椀形の巣を作り5卵程産む。
六角川での確認状況
六角川、牛津川での確認が多い。
見分けるポイント
全体に茶褐色で、名前のとおり頬に白い線がある。翼は黒褐色で赤褐色の羽縁がある。
エサは草本の種子、落穂、昆虫など。一夫一妻で生活し、1haほどのなわばりを持つ。

アオジ

(スズメ目、ホオジロ科)

アオジ
生息場所
樹林 河岸
大きさ
16cm
分布・生活場所
全国。低地~山地、河原、林縁の低木林。
生活型
西日本では冬の渡り鳥。低地の生け垣や川辺の低木に現れる。
六角川での確認状況
牛津川での確認が多い。
見分けるポイント
上面は緑褐色に暗色班。下面は黄色で脇に暗色班がある。頭部は灰色をおびている。
エサはイネ科やタデ科の種子で二足跳び歩行をしながらついばむ。少しでも危険があると低木林の中へ逃げ込んでしまう。林道脇などでもわりと見かける鳥である。

コガモ

(カモ目、カモ科)

コガモ
生息場所
河岸 開放水面
大きさ
38cm
分布・生活場所
全国。湖沼、河川、池、干潟、海岸。
生活型
冬の渡り鳥、時には大集団で移動、休息をする。
六角川での確認状況
広い範囲で確認されている。
見分けるポイント
オスは頭が栗色で、青緑の光沢のある中央帯があり、背は黒しまのある灰色、雌は全体が褐色。
主に植物食。草の種子、葉や穀物など、水生の小型無脊椎動物を食べる。日本でみられる最小のカモ。オナガガモなどが増えると姿を消す場合が多い。

参考文献:

  • 「日本の動物大百科 鳥類Ⅰ」 ((株)平凡社)
  • 「日本の動物大百科 鳥類Ⅱ」 ((株)平凡社)
  • 「川の生物図鑑」 ((株)山海堂)
  • 「河川水辺の国勢調査のための生物リスト」(平成24年9月 国土交通省)

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