松浦川水系の下流域でよく見られる生き物

松浦川下流域の河川環境

松浦川写真1
松浦川写真2
松浦川写真3

鳥類

ヒヨドリ

(スズメ目、ヒヨドリ科)

ヒヨドリ
生息場所
樹林 草地 河岸 人里
大きさ
28cm
分布・生活場所
全国。低地~山地の林。市街地でも確認される。
生活型
秋に数十~数百羽で移動し、町の公園やビル街でも見かける。
松浦川での確認状況
松浦川の下流で多く確認されている。
見分けるポイント
体全体は灰色で、尾は黒褐色。頬は栗褐色をしている。尾は長めで、体はほっそりしている。
地上をのしのし歩いて昆虫をはじめ、果実、花の蜜などをついばむ。集団で川の浅瀬で水浴することが多い。

セグロカモメ

(チドリ目、カモメ科)

セグロカモメ
生息場所
海岸 河口 開放水面
大きさ
56~62cm
分布・生活場所
北海道~九州。海岸の岩や砂浜、島、内陸の湿地。
生活型
冬の渡り鳥。集団巣営地を形成。地上に草や海草などで浅いくぼみをつくる。
松浦川での確認状況
松浦川の下流で多く確認されている。
見分けるポイント
背中面は青灰色、くちばしは黄色で先端が赤点、足は淡紅色。
主に魚類、両生類、爬虫類、鳥類、甲殻類を食べる。カニなどを空中から落として殻を割る行動が観測される。

ヒドリガモ

(カモ目、カモ科)

ヒドリガモ
生息場所
河岸 開放水面
大きさ
43~54cm
分布・生活場所
全国。湖沼や湿地、波の静かな海岸など。
生活型
冬の渡り鳥で、越冬地では大群で見られることもある。
松浦川での確認状況
松浦川の下流で多く確認されている。
見分けるポイント
ずんぐりとした体型で、雄のハネは頭部が赤褐色、ひたいから頭頂部がクリーム色。雌は全体が褐色である。
エサはイネ科の種子ややわらかい葉で、葉や茎をちぎって食べる。海で生活するものはアサリや養殖ノリなどを食害したりする。

マガモ

(カモ目、カモ科)

マガモ
生息場所
河岸 開放水面 水田
大きさ
59cm
分布・生活場所
全国。河川や湖沼、海岸、水田。
生活型
冬の渡り鳥。昼は水辺で休み、夜は水田に移動しエサを食べる。
松浦川での確認状況
松浦川の下流で多く確認されている。
見分けるポイント
雄は頭が緑色光沢のある黒で、首に白い輪があり胸はブドウ色。雌は全体に褐色でくちばしは橙色に黒色班がある。
エサは、イネ科の草本、タデなどの植物。トンボの幼虫などの昆虫やカニなどの小動物を食べた記録もある。家畜として飼われているアヒルの原種である。

参考文献:

  • 「日本の動物大百科 鳥類Ⅰ」 ((株)平凡社)
  • 「日本の動物大百科 鳥類Ⅱ」 ((株)平凡社)
  • 「川の生物図鑑」 ((株)山海堂)
  • 「河川水辺の国勢調査のための生物リスト」(平成24年9月 国土交通省)

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