厳木川流域でよく見られる生き物

厳木川の河川環境

厳木川写真1
厳木川写真2
厳木川写真3

陸上で確認された昆虫類等

コイチャコガネ

(コウチュウ目、コガネムシ科)

コイチャコガネ
生息場所
樹林
大きさ
11㎜
分布・生活場所
本州・四国・九州に分布。雑木林。
生活型
5月から出現
厳木川での確認状況
比較的多く確認されており、厳木ダム周辺でも確認されている。
見分けるポイント
頭楯は半円形。背面に背白色の短い毛がある。
クヌギやコナラなどの葉を食べる。

カナブン

(コウチュウ目、コガネムシ科)

カナブン
生息場所
樹林
大きさ
26㎜
分布・生活場所
本州・四国・九州に分布。樹林。
生活型
7~8月に出現。
厳木川での確認状況
比較的多く確認されており、厳木ダム周辺でも確認されている。
見分けるポイント
体の色は銅色~緑色まで色彩に変化が多い。
樹液や熟した果実を餌としている。

アサヒナカワトンボ

(トンボ目、カワトンボ科)

アサヒナカワトンボ
生息場所
渓流沿い
大きさ
42㎜
分布・生活場所
関東付近から西の本州、九州。平地や丘陵地の清流。
生活型
5~8月に出現。
厳木川での確認状況
比較的多く確認されており、厳木ダム周辺でも確認されている。
見分けるポイント
雌のハネの色は透明だが、雄のハネの色は地域によってかわり、橙色又は褐色、無色が存在。
近年のDNA解析の結果、カワトンボはニホンカワトンボと本種の2種に区別された。

ムラサキシジミ

(チョウ目、シジミチョウ科)

ムラサキシジミ
生息場所
樹林 草地 裸地 河岸 その他
大きさ
18㎜
分布・生活場所
暖地性で宮城県から沖縄県に分布。常緑樹林周辺。
生活型
成虫で越冬し、6月から翌年3月にかけて年3~4回出現。
厳木川での確認状況
比較的多く確認されており、厳木ダム周辺でも確認されている。
見分けるポイント
ハネの表が青紫色で、周囲の縁は黒褐色。ハネの裏側は、目立たない褐色。
幼虫はアラカシなどの常緑樹の葉を主に食す。

タンボコオロギ

(バッタ目、コオロギ科)

タンボコオロギ
※幼虫
生息場所
湿地
大きさ
15㎜
分布・生活場所
東北地方南部以南、四国、九州、沖縄。水田や湿地。
生活型
5~6月と8~9月に成虫が出現。幼虫で越冬する。
厳木川での確認状況
比較的多く確認されている。
見分けるポイント
頭部に黄色の横線が入る。「ジッ・ジッ・ジッ・・・」と鳴く
別名一文字コウロギ。

参考文献:

  • 「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」 ((株)南方新社)
  • 「原色日本昆虫図鑑 上」 ((株)保育社)
  • 「原色日本昆虫図鑑 下」 ((株)保育社)
  • 「日本産トンボ幼虫・成虫検索図説」 (東海大学出版社)
  • 「河川生態ナレッジデータベース」 (国土交通省)
  • 「河川水辺の国勢調査のための生物リスト」(平成24年9月 国土交通省)

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