六角川水系の感潮域上流側でよく見られる生き物

六角川水系の感潮域上流側の河川環境(六角川、牛津川)

六角川写真
六角川写真
六角川写真

鳥類

ツバメ

(スズメ目、ツバメ科)ツバメ

生息場所
河岸 草地 人里等
大きさ
17cm
分布・生活場所
全国。人家の軒下など。
生活型
夏の渡り鳥で、繁殖期は3~9月。1回の繁殖で4~6個産む。
六角川での確認状況
広い範囲で確認されている。
見分けるポイント
上面は黒青色で下面は白色。幼鳥はやや赤みをおびる。額からのどにかけて赤茶色。のどと胸の堺に黒青色の横線が入る。
空中で昆虫を捕まえエサとする。巣はお椀を縦半分に切ったような形。材質はおもに土で、草なども含まれる。日中に活動し、夜は巣かその周辺で眠る。

オオヨシキリ

(スズメ目、ウグイス科)

オオヨシキリ
生息場所
河岸 草地
大きさ
19cm
分布・生活場所
北海道~九州北部。水辺のヨシ原など。
生活型
夏の渡り鳥で、5~7月に産卵。
六角川での確認状況
広い範囲で確認されている。
見分けるポイント
体の上面はオリーブ褐色、下面は淡ハブ色でのど、胸に暗褐色の細いシマ班がある。
昆虫をエサとし、雄も雌もヒナにエサを運ぶ。巣に残ったヒナはヘビやイタチに狙われることが多い。また、カッコウがオオヨシキリの巣に卵を産みヒナの世話をさせることもある。

ホオジロ

(スズメ目、ホオジロ科)

ホオジロ
生息場所
河岸 草地
大きさ
17cm
分布・生活場所
種子島、屋久島以北。平地~山地の明るい林縁。
生活型
一年を通してみられる。繁殖期は4~8月。低木林や草陰にお椀形の巣を作り5卵程産む。
六角川での確認状況
六角川、牛津川での確認が多い。
見分けるポイント
全体に茶褐色で、名前のとおり頬に白い線がある。翼は黒褐色で赤褐色の羽縁がある。
エサは草本の種子、落穂、昆虫など。一夫一妻で生活し、1haほどのなわばりを持つ。

コガモ

(カモ目、カモ科)

コガモ
生息場所
河岸 開放水面
大きさ
38cm
分布・生活場所
全国。湖沼、河川、池、干潟、海岸。
生活型
冬の渡り鳥、時には大集団で移動、休息をする。
六角川での確認状況
広い範囲で確認されている。
見分けるポイント
オスは頭が栗色で、青緑の光沢のある中央帯があり、背は黒しまのある灰色、雌は全体が褐色。
主に植物食。草の種子、葉や穀物など、水生の小型無脊椎動物を食べる。日本でみられる最小のカモ。オナガガモなどが増えると姿を消す場合が多い。

ヒドリガモ

(カモ目、カモ科)

ヒドリガモ
生息場所
河岸 開放水面
大きさ
43~54cm
分布・生活場所
全国。湖沼や湿地、波の静かな海岸など。
生活型
冬の渡り鳥で、越冬地では大群で見られることもある。
六角川での確認状況
六角川、牛津川での確認が多い。
見分けるポイント
ずんぐりとした体型で、雄のハネは頭部が赤褐色、ひたいから頭頂部がクリーム色。雌は全体が褐色である。
エサはイネ科の種子ややわらかい葉で、葉や茎をちぎって食べる。

カワラヒワ

(スズメ目、アトリ科)

カワラヒワ
生息場所
樹林 草地 裸地 河岸 その他
大きさ
13~17cm
分布・生活場所
北海道~九州。市街地、公園、農村地帯、河原。
生活型
人が住んでいる環境なら普通に見られる。つがいの雄雌はつねに行動をともにし春に繁殖する。
六角川での確認状況
六角川、牛津川での確認が多い。
見分けるポイント
スズメほどの大きさで、くちばしは太くて淡い桃色。全身が緑がかっており、飛ぶと翼と尾の黄色班が目立つ。
草本の種子をエサとする。行動範囲が広く、巣から2~3km離れた場所までエサを探しに行けるため、都市部にも巣をつくる事が出来る。

参考文献:

  • 「日本の動物大百科 鳥類Ⅰ」 ((株)平凡社)
  • 「日本の動物大百科 鳥類Ⅱ」 ((株)平凡社)
  • 「川の生物図鑑」 ((株)山海堂)
  • 「河川水辺の国勢調査のための生物リスト」(平成24年9月 国土交通省)

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