六角川水系の感潮域上流側でよく見られる生き物

六角川水系の感潮域上流側の河川環境(六角川、牛津川)

六角川写真
六角川写真
六角川写真

陸上で確認された昆虫類等

ヒメガムシ

(コウチュウ目、ガムシ科)

ヒメガムシ
生息場所
平地の水域周辺
大きさ
9~12㎜
分布・生活場所
本州、四国、九州。平地の沼、水田、小川など。
生活型
4~11月に出現。
六角川での確認状況
感潮域上流付近で比較的多く確認されている。
見分けるポイント
背面は黒色で光沢があり、触角と足は赤褐色。触角より口ひげが長い。
成虫は、水草を食べ、幼虫はボウフラなどを食べる。

モンシロチョウ

(チョウ目、シロチョウ科)

モンシロチョウ
生息場所
草地
大きさ
28㎜
分布・生活場所
全国。明るい開放的な環境。キャベツ畑などの耕作地に多い。
生活型
3月より11月まで成虫が出現。年6~7回発生。
六角川での確認状況
河口付近において比較的多く確認されている。
見分けるポイント
ハネの色は、春型と夏型がある。体は白色でハネの表に黒斑があり、雌雄で斑紋が異なる。
アブナラ科の植物を餌としている。人里に多く、農耕の拡大とともに生息域を広げていったと考えられる。

コアオハナムグリ

(コウチュウ目、コガネムシ科)

コアオハナムグリ
生息場所
草地
大きさ
12㎜
分布・生活場所
北海道、本州、四国、九州。樹林周辺や草地で普通。
生活型
春と秋によく見かける。
六角川での確認状況
感潮域上流付近で比較的多く確認されている。
見分けるポイント
体の色は変化があり、緑色~銅色。白斑がある。うぶ毛状の毛が多い。
花に集まり、盛んに飛び回って花粉を食べる。

エンマコオロギ

(バッタ目、コオロギ科)

エンマコオロギ
生息場所
草地
大きさ
30㎜
分布・生活場所
北海道南部~九州。背の低い草地の地表。
生活型
8~11月に出現し、卵で越冬する。
六角川での確認状況
感潮域上流付近で比較的多く確認されている。
見分けるポイント
体色は黒褐色で頭は球形、白色の眉状斑がある。 「コロコロリリ・・・・」とハネをすり合わせて鳴く。
地表のワラや枯れ草などの下や穴に潜むことも多い。雑食性だが、動物質を好む。 雑食性だが、動物質を好む。

ナナホシテントウ

(コウチュウ目、テントウムシ科)

ナナホシテントウ
生息場所
草地
大きさ
7㎜
分布・生活場所
草地、畑地で普通に見られる。
生活型
3~11月に出現
六角川での確認状況
感潮域上流付近で比較的多く確認されている。
見分けるポイント
羽を綴じた際、おおきな7つの黒い班紋が見られる。
幼虫、成虫共にアブラムシ類を餌としている益虫。触ると、脚の関節からいやな臭いがする黄色い液を出す。

アオモンイトトンボ

(トンボ目、イトトンボ科)

アオモンイトトンボ
生息場所
平地の水域周辺
大きさ
24㎜
分布・生活場所
本州、四国、九州に分布。池、湿地、溝川など。
生活型
4~11月に出現。
六角川での確認状況
感潮域上流付近で比較的多く確認されている。
見分けるポイント
雄は腹端が青色で、雌は腹部の節前縁に青色班がない。
都市部でも比較的普通に見られる。幼虫(ヤゴ)は水中で水草などにつかまっている。

参考文献:

  • 「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」 ((株)南方新社)
  • 「原色日本昆虫図鑑 上」 ((株)保育社)
  • 「原色日本昆虫図鑑 下」 ((株)保育社)
  • 「日本産トンボ幼虫・成虫検索図説」 (東海大学出版社)
  • 「河川生態ナレッジデータベース」 (国土交通省)
  • 「河川水辺の国勢調査のための生物リスト」(平成24年9月 国土交通省)

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