河川特性 嘉瀬川は、山地部に降った雨が一気に佐賀平野に流入し、災害をまき起こす暴れ川であったため、古くから治水、利水事業が行われており、その中でも成富兵庫(1560-1634)の石井樋が有名です。 また、河床が堤内地の平野より高い天井河川であるため、ひとたび堤防が破堤すれば、佐賀市街地をはじめとする流域市町村は、大きな被害となる要素をもっています。 主な洪水の記録
年月 | 原因 | 被害状況 | 写真掲載 |
---|---|---|---|
昭和20年9月 | 台風 | 三瀬地区(2日間累計雨量)681mm | - |
昭和24年8月 | 台風 | 浸水家屋25,552戸 堤防決壊78箇所 |
- |
昭和28年6月 | 豪雨 | 1日最大雨量366.5mm 1時間最大雨量72.3mm 浸水家屋31,032戸 |
濁流により倒壊寸前の家屋 (三日月町) |
昭和38年6月 | 豪雨 | 全壊家屋29戸 流出家屋8戸 浸水家屋1,274戸 |
- |
昭和55年8月 | 池森橋付近の浸水状況 (三日月町) |
||
平成2年7月 | 豪雨 | 浸水家屋14,110戸 農地冠水2,413ha |
- |
「出水記録 九州地方整備局による」 改修の沿革
昭和25年 | 佐賀県による中小河川改修事業実施 (計画高水流量2,200m3/s) |
昭和46年 | 直轄事業に着手 |
昭和47年 | 工事実施基本計画策定(計画高水流量2,500m3/s) |
平成3年3月 | 嘉瀬川大堰完成 |
平成4年10月 | 嘉瀬川大堰稼動 |
平成5年6月 | 石井樋地区整備が、皇太子殿下ご成婚記念事業として採択 |
平成6年6月 | 工事実施基本計画の部分改定 |
平成18年11月 | 嘉瀬川水系河川整備基本方針策定 |
Copyright (C) 武雄河川事務所.All Rights Reserved.