導水事業の概要と目的・効果

 

 

1. 事業の概要

佐賀平野を代表する筑後川、城原川、嘉瀬川の3つの大河川と、その間を流れる中小河川を延長約23kmの導水路 で結ぶことで、洪水や水不足等の時にこれらの川の水を互いにやりとりできるようにし、佐賀平野での課題である「洪水被害」「水不足」「地盤沈下」の解決を 図ろうというものです。

  • 事業の概要と目的

2. 事業の内容[治水対策]

事業の大きな柱の一つである洪水被害の軽減を目的とする「治水対策」では、「巨勢川調整池」により、佐賀市街部の洪水被害の軽減を図るとともに、各「ポンプ場」により内水被害の軽減も図ります。

  • 巨勢川調整池の整備
  • ポンプ場の整備

3. 事業の内容[利水対策]

もう一つの柱である水不足の解消等を目的とした「利水対策」では、川を流れる水の量の改善と県西部地区への水道用水の供給、さらに川の水質悪化が問題となっている佐賀市内河川への浄化用水の供給が行えるようにします。

  • 河川流況の改善
  • 県西部への水道水の供給
  • 佐賀市内河川への浄化用水の供給

4. 工事の概要

佐賀導水で行われた工事は、佐賀平野を流れる各河川を結ぶための導水路の整備、洪水等を大きな川などへ吐き出すためのポンプ場の建設、そして、川の氾濫を防ぐために洪水を一時的に貯めるための調整池の整備の大きく3つに分けられます。

  • 導水路(管路、開水路)の工事
  • ポンプ場の工事
  • 調整池の工事

5. 事業の効果

「治水」面では、巨勢川調整池やポンプ場の整備により、これまでに佐賀導水路周辺地域の田畑や道路などの浸水や巨勢川下流部の河川の氾濫を未然に防ぐなどの効果が出ています。

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