ハイテク技術 (2)衛星通信

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建設省では、災害等による影響を受け難く、回線の構成及び設定に柔軟性がある衛星通信システムを昭和58年11月に導入し、現在は民間衛星(JCSAT1号、3号)を使用しています。
現在、多重無線通信回線のバックアップとして固定型地球局を9局、機動性及び運用性に優れた可搬型地球局を12局配備し、通信衛星に搭載されているKu帯中継器の帯域幅のうち12.8MHzを利用した電話・画像伝送及びデータ伝送等を行なっています。
また、平成9年2月には3号を利用した衛星小型画像伝送装置 (Ku-SAT)の導入も始まります。
衛星通信システムのイメージを下図に示しています。

固定型地球局

本省(統制局設備)、各地方建設局、北海道開発局及び沖縄総合事務局に各1局の固定型地球局を整備しています。
固定型地球局は、本省では準動画2回線、音声系48回線の送受信機能、その他の配置個所では準動画1回線、音声系12回線の送受信機能を有しています。

可搬型地球局

小型車または中型車に搭載した可搬型地球局を全国で12局整備しています。
可搬型地球局は、準動画1回線、音声系3回線の送受信機能を有しています。

衛星小型画像伝送装置(Ku-SAT)

小型軽量で機動力に優れ、災害初動時に運用されます。
JCSAT3号(Ku帯) を使用し、64Kbpsの静止画伝送1回線、音声系1回線の送受信機能を有しています。
また、地上多重通信網との接続も考慮されています。

ヘリコプタ画像伝送

ヘリコプタ画像伝送は、河川、道路等の災害現場上空から、
テレビカメラ空撮に よる映像情報を現地の災害対策班及び災害対策本部へ伝送するシステムです。
現在、 ヘリコプタに付属する画像伝送設備が整備されています。

はるかぜ号


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