九州地方整備局河川部が取り組んできた熊本地震からの復旧のうち、1緑川・白川河川堤防、2阿蘇大橋地区、3立野ダム建設予定地周辺の復旧について、1年間の復旧の歩みをまとめました。
・軽微な変状箇所は、直ちに応急復旧を実施しました。(平成28年4月中に完了)
・変状が大きかった緑川の11箇所については、緊急復旧工事を24時間態勢で行い、梅雨期に備え最低限の堤防機能を確保しました。
(平成28年5月9日完了)
・本復旧工事については、専門家からなる緑川・白川堤防調査委員会に諮り、速やかに工法を決定し、平成28年8月に着手しました。
(52箇所、復旧延長約45km)
・平成29年3月末時点の進捗状況は、緑川約70%、白川約75%です。
・平成29年の梅雨期前までの完了を目標に取り組んでいます。
・平成28年5月5日、直轄砂防災害関連緊急事業でいち早く復旧に着手しました。
・現場では、安全に工事を進めるため「無人化施工」を採用し、現場から1km離れた操作室から最大14台の無人化建設機械を遠隔操作
しました。
・平成28年12月末には、安全施工に必要な対策を完了させ、崩壊地内で一部有人化施工を可能としました。
・平成29年度は、新たに特定緊急砂防事業として恒久対策に着手します。
・平成28年4月にアプローチ道路の復旧に着手しました。
・平成28年7月に「立野ダム建設に係る技術委員会」を設置し、熊本地震後も立野ダム建設が技術的に十分可能であることを確認しました。
・平成28年9月以降、熊本県知事、沿川首長・議会議員・区長、学識者など約200名の方の現地視察や、技術委員会概要版(約1400
部配布)、パネル展(6箇所)の開催など、立野ダムの理解を深めて頂くための取り組みを実施しています。
・平成29年度本体工事発注に向け、復旧工事を促進しています。
九州地方整備局 河川部 河川計画課長 坂井 佑介
TEL 092-471-6331(代表)
TEL 092-476-3523(河川計画課 直通)
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