令和2年7月31日
令和2年7月豪雨の影響により、有明海・八代海において流木をはじめとした大量の漂流物が確認されました。航行船舶の安全確保及び海洋環境保全のため、九州地方整備局では、海洋環境整備船「海輝」「海煌」「がんりゅう」の3隻を投入するとともに、災害協定団体や漁業者と連携して大量の漂流物を回収しています。
1災害協定団体の台船による漂流物回収(漂流物の大量回収)
7月豪雨では、球磨川等から大量の流木等が八代海に流入したため、(一社)日本埋立浚渫協会及び九州港湾空港建設協会連合会の支援台船が大量の漂流物を回収。
2災害協定団体との連携回収(漂流物陸揚げ時間の短縮)
海洋環境整備船が回収した漂流物を(一社)日本埋立浚渫協会の支援台船が受け取ることで漂流物陸揚げ時間を短縮し、回収作業を効率化。
3港湾業務艇による海面調査(漂流物回収ポイントの特定)
港湾業務艇「かがしま」による海面調査やTEC-FORCEによる漂流物・漂着物調査を行い、漂流物の回収ポイントを特定することにより、回収作業を効率化。
4漁業者との連携回収(浅海域の漂流物回収)
海洋環境整備船が回収できない浅海域の漂流物は漁業者が漁船で回収し、「海輝」及び支援台船が受け取る連携回収を7月22日に行った。
このような取り組みを行った結果、7月4日から本日までの28日間で15,883m3の漂流物を回収しました。この量は有明海、八代海における昨年度1年間の回収量1,353m3の約12倍の漂流物をわずか1カ月弱で回収したことになります。なお、九州地方整備局では引き続き回収作業を実施してまいります。
国土交通省 九州地方整備局 港湾空港部 海洋環境・技術課
課長 本田 一行 代表:092-418-3380
国土交通省 九州地方整備局 熊本港湾・空港整備事務所
副所長 今村 俊博 代表:096-357-1134
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