九州未来の図 絵画コンテスト受賞作品のご紹介

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たとえば10年後、みなさんが大人になったとき、九州はどんなふうに変わっているでしょうか。
田舎のおばあちゃんの家にあっという間に着いてしまう鉄道や道路、海外にパッと出かけられる空港ができているかもしれません。海や川や山も、今とは違う姿をしているかもしれません。
応募総数127作品の中から、今回受賞された小学生が想像する「九州☆未来の図」をご紹介します。

低学年の部 最優秀賞作品

 

作品名「みらいのにじどうろ」
2年生 江島 一輝 さん(佐賀県佐賀市)

 

【作者コメント】

虹の中を車が通れる道路です。車は山の中へ入って、バネで飛ばされて虹へ登っていきます。雲の上に鬼がのっています。雲にはさまれている人もいます。鬼のパンツにも注目してください

高学年の部 最優秀賞作品

 

作品名「自然きらきらランド」
4年生 山下 悟史 さん(長崎県長崎市

 

【作者コメント】

都市を結ぶのは、リニアモーターカーの「もっぐん」です。地下と地上を出たり入ったりします。人々が電気自動車を運んでいます。駅は、飛行場にもなっています。エネルギーは環境を考えて、地熱、風力、潮力、ソーラーパワーを使って作り出しています。九州の未来は、自然がいっぱいな、「自然きらきらランド」です。

 

低学年(1~3年生)の部 受賞作品一覧

高学年(4~6年生)の部 受賞作品一覧

 

主催者より

今回は、未来を担う子供たちに九州の計画づくりに参加してもらおうということで、全国地方新聞社連合会との共催により、”九州☆未来の図”絵画コンテストを開催し、現在小学校に通う子供たちに九州の未来図を描いてもらいました。

この子供たちが大きくなって社会で活躍するのは10~15年後の未来ですが、現在、国土交通省においてもこれから10~15年後の将来像を描く国土形成計画の策定に向けて準備をすすめています。我々大人が描く将来像も、今回投稿いただいた子供たちのような豊かな発想を上手に取り入れ、子供たちに負けないような魅力的な九州の未来図をつくっていきたいと考えております。

 

 “九州未来の図” 絵画コンテスト 審査員

  • 審査員長     出口 敦     九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築部門教授     
  • 審 査 員     吉田 順子     NPO法人「環境みらい塾」理事長     
  • 審 査 員     芦田 義則     国土交通省九州地方整備局企画部長     
  • 審 査 員     綿谷 真一     国土交通省九州地方整備局広報広聴対策官     
  • 審 査 員     行武 亨     西日本新聞社広告局企画推進部長    

 

審査員長総評

この度のコンテストには、九州各地の小学生から様々な夢のある未来像が描かれた127点の作品が寄せられました。九州地方の地理的な特色や自然、歴史、文化、風土を独自の視点から巧妙に捉え、子どもの感性をもって描かれた力作ぞろいでした。

その中から九州の未来を描写した絵画としての構想力、構成力、表現力などに優れた作品として、各部門別に最優秀賞1点と各県ごとの優秀作品、および特別賞を選出しました。選出した作品は、九州全体を俯瞰した国土の将来像から立体的な都市まで幅広く、九州地方の未来を多様な観点から捉えることの必要性を示唆しています。また、未来の技術が私たちの生活を豊かにしてくれる可能性を示唆しているものも多数あります。

今回のコンテストは2008年に策定予定の九州地方の国土形成計画(九州圏広域地方計画)の立案に先駆けて実施されましたが、子どもたちの素直な感性で描かれた未来像から学ぶことはたくさんあります。何よりも、計画づくりには、夢を忘れてはいけないことを語りかけています。九州で育つ子どもたちの感性がいつまでも引き継がれていく豊かな地方にしていくために、私たちが何をすべきか、今度は大人たちが考える番です。

最後になりましたが、今回のコンテストに応募された皆様方に心より感謝申し上げます。

審査員長 出口 敦(九州大学教授)

 

 

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