球磨川における「令和2年7月洪水を上回る洪水を想定したダムの洪水調節効果」について公表します。

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 球磨川においては、令和2年10月に熊本県及び流域市町村長等を構成員とする流域治水協議会を設置し、令和3年3月には、令和2年7月洪水が再び発生しても被害を最小限にとどめることを目標として、あらゆる治水対策メニューを位置づけた流域治水プロジェクトを策定しました。
 この流域治水プロジェクトに位置づけた「新たな流水型ダム」については、令和3年度より本格的な調査・検討を進めることとしており、令和2年7月豪雨に限らず様々な豪雨を対象として洪水調節効果の確認なども行うとともに、洪水調節能力の最大化の観点、自然環境への影響低減等の観点などから、更なる調査・検討を行い、洪水調節ルール・ダムの諸元等を決定することとしています。
 また、「新たな流水型ダム」の諸元や洪水調節ルールが定まった段階で、ダムの洪水調節計画の対象となる洪水を上回る規模の洪水などを対象とした洪水調節効果の推定を行い、異常洪水時防災操作への移行の有無や、その際のダム直下流や下流地点の流量についても検討し、洪水調節効果と併せてダムの限界についても公表することとしています。
 本検討は、従来から検討してきた貯留型の川辺川ダムの洪水調節ルールを用い、かつ利水容量全てを洪水調節容量に活用した場合の「令和2年7月洪水を上回る洪水を想定した洪水調節効果」について感度分析を行った結果をとりまとめたものです。
 なお、「新たな流水型ダム」の諸元や洪水調節ルールが定まっていない段階での検討結果であり、本検討結果が「新たな流水型ダム」の効果ではないことには十分ご留意ください。


※公表資料は、以下URL の球磨川流域治水協議会ページに掲載しています。
http://www.qsr.mlit.go.jp/yatusiro/river/r0207_ryuikitisui_gouukensho/ryuikitisui_sankousiryo.html

 

 添付資料

 添付資料【PDF】

問い合わせ先

 国土交通省 九州地方整備局 河川部 河川計画課長 山上 直人(やまがみ なおと)
                   課長補佐   末吉 仙英(すえよし のりひで)
                    代表:092-471-6331
                    直通:092-476-3523(内線3611,3617)

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